文字鏡研究会 Mojikyo InstituteWindows7のサポート終了(2020年1月14日)に関連した情報■既にサポートが終了しているOS製品は以下の通りです。
○Windows Vista ■2020年2月以降もサポートが継続されるOS製品は以下の通りです。
○Windows
8.1…2023年01月10日延長サポート終了予定 ■エーアイ・ネット商品同梱のインストーラとWindows 10との相性について
以下の補足情報については、マイクロソフト社、株式会社エーアイ・ネット、Nathan
Lineback氏、文字鏡研究会、本サイト運営者、その他の誰も責任を取りません。CDに含まれるDLLなどは発売当時のままであるため、OSにセキュリティ的な問題が発生するかもしれません。あくまでも各位の【自己責任】として実施して(または実施しないで)ください。
具体的には、Nathan
Lineback氏が開発・無償公開している汎用セットアップソフトウェア(Internet Archiveではこちら)、InstallShield
Engine 3.0(Is3Engine.zip)やInstallShield
Launcher 5(Is5Launcher.zip)を使用して(製品に元々同梱されていた標準インストーラを使わずに)インストールすると、Windows
10でもインストールが上手く行く場合が多いようです。
※実験はしていませんが、InstallShield Engine 3.0やInstallShield Launcher 5を使用すると、例えばWindows95時代に開発・発売されたPCゲームソフトなどもインストール可能な場合も多いかもしれません。
Ver1.0 2019-12-30記 古家時雄君を悼む今から約四半世紀、二十二年も前になる平成八年に、湯島聖堂で古家時雄といふ横濱の若者から『今昔文字鏡』なる漢字檢索ソフトの説明を聞かされた。 それまでにも樣々な方から新案の漢字ソフトの紹介は何囘もあつたが、古家君の説明を聞いてみると、これはそれまで見知つてきたものよりも格段に上を行くものであることが、コンピュータのことはほとんど知りもしない私にも納得された。 「讀み」、「畫數」、「部首」檢索といつた今までの方式以外に、『説文解字』に淵源由來して文字を一點一画まで分解する「解字・柝字による部品パーツからの檢索」、さらには「關聯字檢索」もあつて、これなら喩へば所属部首がわかりづらい「幕」(部首は巾)の文字も、「艹、日、大、巾」のいずれの部品からも、誰もが簡単に引けるので、かなり役立ちさうだと直觀された。 その上で、廣汎・厖大な漢字を提供するにしても、その根據が確かであることを擔保し、使ひ易くするには多くの人達の意見を徴し、成果に裏付けをする必要があると考へるので、研究會を立上げたい、ついてはその會長になつてもらへないかといふ要望が出された。 多くの會の會長を務めてゐたが、この話はかなり直接的に日本文化ならびに漢字文化圏の文化に貢獻し、その傳統文化の繼承にも役立つことは先に直觀された通りであつたので、熟慮の末に「文字鏡研究會」の會長を引受け、『今昔文字鏡』が拠るべき大きな根幹資料に据ゑてゐた大部の字典の刊行元も紹介してその文字番号の使用許可を得る口添へもした次第である。 さて、一たび研究會ができてみると、古家君は元々學者ではなかつたにせよ、彼が孜々營々と勵んで積み重ね、またその中から苦心研究して足らざるところを補ひつつも、基本路線としては許愼による文と字との説解が、コンピュータの上で文字を検索するに際して、まことに有用なることを實證して見せた。その述べて作らざる仕事ぶりに搏たれた人々が自づと集り、さらには縁が縁を呼んで末廣がりに廣がつて、多くの碩學の監修・指導・惜しみない資料の提供や他の研究者への仲介へと繋がり、そしてまた、文學のみならず歴史學者や佛教學者、はたまた寺社佛閣等の諸師・書道家・印刷會社…その他各種の専門的な知見を持つ方々の閒で知られてゐる特異な文字など、江湖の樣々な専門分野の方々から寄せられた數多くの收録すべき漢字の追加申請や典拠報告も、より一層充實していつたのである。 その當時、私は「日本學術會議」の語學文學研究連絡委員長をつとめてゐたので、平成九年春の公開シンポジウム「21世紀を迎へる漢字文明」で、諸大學教授の發表に混じつて古家時雄君にも「漢字文化圈での漢字の共通化とインターネット」といふ發表をしてもらつたところ、大きな反響があつた。 とりわけ印象に殘つてゐるのは、平成十六年のこと。いはゆる人文系の學術利用だけでなく、理科系ともいふべき日本天文學會からも「今昔文字鏡フォント」を會報の印刷中で利用したい旨、この研究會に連絡・相談を頂戴したことだ。 フォントは、文字に一意な番号付けを統括的に行ふ實作業上の必要もあつたから、二次的な改變を施したフォントの配布までも許可する類の完全なオープンソース化での公開はもとより困難なことであつたが、それでも「今昔文字鏡フォント」をなるべく樣々な研究者が各々の手元で個人的に行う學術資料の翻刻など研究の實際的な用途に資するやうにと古家君が決斷し、配布權を文字鏡研究會に百年閒、無償で託したのであつた。 このことから、古家君の經營する會社の商業製品である文字検索入力ソフト『今昔文字鏡』シリーズの購入者以外にも、無償で公開配布した簡易な文字入力ツールを活用する形で、かなりの無償利用ユーザが「今昔文字鏡フォント」を活用してきたことは周知の通りである。 先に觸れた日本天文學會の會報は、このフォントの御蔭で、その当時のコンピュータではまだ入力印刷が困難であつた難漢字の中國國王名や、藤原定家の『明月記』にある火星を示す文字「熒」といふ漢字などが表現できたのであつた。この册子は、世界中に配布されるため全文が英語の分厚いものだがローマ字の中にそれら漢字の文字列が浮き上がつて見えたことが一際、印象深かつたのである。 如上のやうな學術研究やその支援活動の輪の中で、常に皆に取り圍まれて存在してゐた古家時雄君が、今年の溽暑の夏、長年の闘病も敢へなく、亡くなられたことは洵に惜しまれることである。 斯くして本研究會の活動で中心的な役割を擔つて來られた古家君が身罷られた上に、約四半世紀にわたつて文字鏡研究會の活動を支へてきた中心的な人々も、それぞれ同等の年齢を重ね、嘗てのやうに身體が能く動くわけにもいかなくなつてきた。 そこでこれを機に文字鏡研究會における、小生の役割も終止符をうつことにした次第である。 ここにあらためて、古家時雄君の逝去に心より御悔み申上げ、古家君の六回目の月命日、2019年2月12日を以て、文字鏡研究會を解散する旨、公示する次第である。 尚、文字鏡研究會は、その解散後も、文字鏡研究會が無償で公開配布してきた「今昔文字鏡フォント」や、簡易な文字入力ツールMojikyo Character MAPを、その源泉となる契約ライセンスの期限たる2098年10月11日まで、そのままの形で存續させることとした。 平成戊戌年秋八月乙巳朔己未、彼岸十五夜の日に 文字鏡研究會會長 石川忠久 掲載:2018年12月16日 ALL TTF&CMAP_download2018-12-16掲載(2019-01-11 Internet Archiveに、2019年1月時点の最新版アーカイヴをアップロードしました。以下から入手してください。) 文字鏡フォント最新バージョンとMojikyo Character MAP ver. 4.00を一つにまとめた全部入り圧縮ファイルをUPしました。 再配布などは、このファイルをご利用ください。 https://archive.org/details/MojikyoCmap400ALL49TTF.7z
名前:
MojikyoCmap400+ALL49TTF.7z
今後の見通しに関するお知らせ文字鏡研究会副会長、株式会社エーアイ・ネット代表取締役社長、古家時雄氏は長きにわたる闘病生活を経て、2018年8月12日に永眠いたしました。 詳細は追って、本ページにてお知らせいたします。 さしあたり、以下をお知らせいたします。
2018年12月12日 第一報(月命日に) 株式会社エーアイ・ネットと特定非営利活動法人文字文化協會との見解相違・係争関係について現在、判明しており、公益に資すると思われる事実関係をお知らせ致します。 株式会社エーアイ・ネットから、2018年7月15日付文書にて以下の3つの契約を解除する内容証明郵便を特定非営利活動法人文字文化協會宛に発信し、送達が完了しています。
このうち、2は特定非営利活動法人文字文化協會が制作発行する印刷書籍・電子書籍のコンテンツでのフォントの使用権に関するもの、3は株式会社エーアイ・ネットの著作物のライセンシングに関する代理店契約(但し、元々、独占的な総販売代理店の契約として締結されたものではありません)に相当するものです。 それぞれの組織・法人におかれましては、上記内容に相当すると思われる契約案件について、特定非営利法人文字文化協會と何らかの契約を取り結ぼうとされる際には、相互に異なる見解を示している法人同士の係争とも関わる懸念がございます。たとえば、2018年7月下旬以降に出版・刊行・再編集・フォントの置き換えなどが実施された特定非営利活動法人文字文化協會が制作発行する印刷書籍・電子書籍のコンテンツでの外字フォント中に、文字鏡TTFフォント、文字鏡SVGフォント由来の文字図形情報が使用されていた場合、当該印刷書籍・電子書籍の購入者も両法人の間での係争に巻き込まれる可能性がございます。 また、上記のうち1につきまして、『梵字鏡』は株式会社エーアイ・ネットの商品として既に『梵字鏡 湧出窓』との名称で開発・販売されてきたものですので、株式会社エーアイ・ネット側は、特定非営利活動法人文字文化協會から株式会社エーアイ・ネットに権原のあるフォントを改鋳・改刻・模倣の上、文字パーツ等を流用して収録字数を増補したようなソフトウェア製品等の制作・開発・販売の権利付与も全て引き上げて無効とするという趣旨の通告をしたということのようです。 なお、上記特殊契約外の株式会社エーアイ・ネットの開発にかかるソフトウェア製品(検索ソフト付き製品、単独のフォント製品)の単独ライセンス版、複数ライセンス版に関する受注・販売・ライセンシングについては、2018年5月1日以降は、全て、株式会社エーアイ・ネットの直販のみの体制となっていました。
2018年12月16日 第二報 個人的な利用の範囲における『今昔文字鏡』収録文字を字母とした外字ファイルの作成、並びにそれら外字ファイルの利用・共有・再配布についてWindows VISTA,7,8,8.1,10のいずれも、外字エディタで作成された外字は、通常は「C:\Windows\Fonts\」フォルダの「EUDC.tte,EUDC.euf」の2ファイルに格納されます(Windowsでの外字ファイルに関する一般的な仕組みや操作法などは各自でインターネット上の様々な記事を確認してください)。 少なくとも、この「EUDC.tte,EUDC.euf」の2ファイルの領域に格納される範囲に対し、『今昔文字鏡』収録文字を字母として改鋳・改刻・文字鏡フォントからのパーツ流用などの手段で、新たに「個人的な利用の範囲」で使用する外字を作成し、使用することは、ライセンス理解の上では、問題ないものと思われます。 但し、その「EUDC.tte,EUDC.euf」を(例えば)5人を構成員とする研究者グループ間で共有したり再配布する。あるいは、(利益団体であれ、非営利組織であれ、企業であれ、教育を旨とする法人であれ、役所であれ)同一組織中の1部署内のコンピュータ複数台に同一の外字ファイルを共有したり再配布して導入し、外字を共有する、インターネット上や電子メール、クラウドドライブ上でそれらの外字ファイルを共有したり再配布したりする、というような行為・使用法については「従来、無償配布されてきた文字鏡フォントやMojikyo Character MAPなどの使用許諾に基づいた使用」の場合、ライセンス理解の上での問題が生じる可能性が高いのではないか、と思われます。 一方で、株式会社エーアイ・ネットの「商品」たる製品版『今昔文字鏡』の「正規ライセンスを保有し、製品登録済みのユーザ」の場合は、製品版『今昔文字鏡』のライセンス文書に従い、かつ、株式会社エーアイ・ネット(もしくはその事業継承者)の判断・解釈・理解に委ねられることとなると考えられますが、そこをどのように判断するかの権原は、株式会社エーアイ・ネット(もしくはその事業継承者)のみが占有するものであって、文字鏡研究会はもちろん、それ以外の(特定非営利活動法人文字文化協會やインデックスフォント研究会も含む)いかなる法人・団体にも判断を行う権利・権限はないものと思われます。 なお、どのような使用許諾ライセンスに基づいて使用するにせよ、株式会社エーアイ・ネット(もしくはその事業継承者)以外には絶対に許されていない行為としては、文字鏡フォントの既存文字部分を上書きして字形やデザインの修正を行って使用してしまうこと、文字鏡フォントのを空き領域に勝手に新たな字形を登録してしまうことが挙げられます。 2018年12月23日 第四報 中古市場における『今昔文字鏡』製品版の購入についてオークションなどの中古市場で株式会社エーアイ・ネットの制作・開発にかかる製品版『今昔文字鏡単漢字16万字版』、その他の商品を購入する際は、「シールや葉書に印字されている正規のライセンス番号証の現物とセットで引き渡しされる」ことが明示されている出品物だとの趣旨が「詳細は質問で願います」などではなく、「当初から出品説明文中に記述があるか」について、購入希望者各位でご確認なさることをおすすめいたします(但し、ライセンス証の番号まで丸見えの画像を掲載してしまったり、出品者に画像の掲示を要求する行為も、違法利用を助長してしまうので、やはり問題があろうかと思われます)。 「シールや葉書に印字されている正規のライセンス番号証」がなく、CDのみで引き渡されたり、ダウンロードで納品するという類の出品物は、違法出品物の可能性があり、トラブルに巻き込まれる可能性がありますのでご注意ください。
なお、製品版『今昔文字鏡単漢字16万字版』の真贋の判定や鑑定・鑑別の目安の重点は、箱やCDの外装ではありません。出荷されたCDには、CD-ROMで出荷した版の他に、社内でCD-Rに焼き増しして出荷した版、紙箱付き、プラ箱付き、箱なしでCDのみ、など各種あります。 また、『今昔文字鏡単漢字16万字版』以外の『今昔文字鏡単漢字○万字版』とある旧製品の出品物の場合、最新バージョン『今昔文字鏡単漢字16万字版』への優待バージョンアップを利用する元の権利として使用され、旧製品の方の使用権は最新バージョンの使用権に遷移していて、既に旧製品の使用権は消滅している可能性がありますので、その点についても、各自でご注意ください。 製品版『今昔文字鏡単漢字16万字版』以外の旧製品については、社内でCD-Rに焼き増しして出荷した版は存在しませんので、CD-ROMでないものは違法出品物だと見てほぼ間違いないかとは思われますが、上記の使用権の遷移の問題があるため、旧製品の場合は、未登録品や未開封品の場合を除き、「登録ライセンスの面」で、購入希望者側・出品者共に、全く問題がないものだと簡単に確認・説明できる手段がありません。出品者に十分な説明を求め、それに自己責任で納得(※)した上で購入するか、トラブルを避けるためには未登録品や未開封品以外には「手を出さない」のほかには、防衛策は今のところなさそうです。 ※例えば「8万字版から12万字版へVer.UPしたけれども、それ以降は12万字版のまま使い続けてきた。16万字版にはVer.UPしていない。そこで、どうしても気になるようでしたら、8万字版と12万字版のCDの両方と、それぞれの正規ライセンス番号証の現物2枚、合計4点をセットで引き渡します。」などの(一般には)誠意のある詳細な事情説明だと見なされる(であろう)説明があったとしても、16万字版にVer.UPしていないという消極的事実の証明は、出品者自身にも証明困難な問題である点にご注意ください。「自己責任で納得」とは、この部分に問題が残る可能性を懸念しての記述です。 2018年12月23日 第五報 お問い合わせ文字鏡研究会連絡先メールアドレス (Mojikyo Web admin's MAIL Address) 迷惑メール対策のため、文字鏡研究会宛メールは、無料メールや、携帯電話からのメール着信等は、全て自動的に破棄する設定になっています。 返信が必要なメールで、送信後1週間以上経っても返信がない場合は、上記の制限に引っかかっている可能性があります。 ご注意下さい。 ![]() 文字鏡関連製品について
文字鏡研究会はビジネスは行っていませんが、時折、文字鏡関連商品についてのお問い合わせがあります。
文字鏡関連現行製品一覧(2018年6月時点) 2019年12月現在、リンク切れ検索・入力ソフト類『今昔文字鏡 単漢字16万字版』
Windows 7 (32bit,64bit WOW)/ Windows Vista (32bit)/ Windows XP SP3(32bit)(各日本語版)対応。 『梵字鏡 湧出窓』
編集:文字鏡研究会、開発・製作:エーアイ・ネット 2009/07 定価 本体12,000円+税 フォント(のみ)の製品『文字鏡明朝ユニコードフォントセット』
Windows 7 (32bit,64bit WOW)/ Windows Vista (32bit)/ Windows XP SP3(32bit)(各日本語版)対応。 『文字鏡毛筆草書』
Windows 7 (32bit,64bit WOW)/ Windows Vista (32bit)/ Windows XP SP3(32bit)(各日本語版)対応。 『文字鏡毛筆隷書』
Windows 7 (32bit,64bit WOW)/ Windows Vista (32bit)/ Windows XP SP3(32bit)(各日本語版)対応。 文字鏡研究会バナー以下のどちらかをお使い下さい。 バナーからのリンク先は「http://www.mojikyo.org/」とし、下位ディレクトリは避けてください。 大 小 |